「響灘の夕日と馬頭星雲」 岡村 定矩 リレー・エッセイ1-3
「響灘の夕日と馬頭星雲」 元日本天文学会理事長東京大学名誉教授岡村定矩 私が天文学を目指したきっかけは一つの写真との出会いであった。 高校の図書館で偶然手に取った写真集[i]にあった「オリオン座の暗黒湾」である。その神秘的なひびきもさることながら、そこに写っている馬頭星雲が胸を打つほど美しく見えたからであった。山口県の西端にあった私の生家は、海に比較的近い山中の西南に向 […]
「響灘の夕日と馬頭星雲」 元日本天文学会理事長東京大学名誉教授岡村定矩 私が天文学を目指したきっかけは一つの写真との出会いであった。 高校の図書館で偶然手に取った写真集[i]にあった「オリオン座の暗黒湾」である。その神秘的なひびきもさることながら、そこに写っている馬頭星雲が胸を打つほど美しく見えたからであった。山口県の西端にあった私の生家は、海に比較的近い山中の西南に向 […]
「ライフチェンジング・イベント」 国際物理オリンピック2022実行委員長日本学術振興会 理事家 泰弘 国際物理オリンピック2022の実行委員長を務めることになった。この種のことの常として、断るに断れない方からの依頼だったことが第一の理由だが、そもそも物理でメシを食わせてもらう道を選ぶきっかけとなったライフチェンジング・イベントが懐かしく想い出されたからでもある。個人的な昔話をすることでリレー・エ […]
「理研23号館」 国際物理オリンピック2022監事東京電気通信大学名誉教授有山正孝 私が何時、如何なる契機で物理学を志したのか、明確な契機は思い当らない。言えるのは小学生の時代(1936―1947)にそのような気持ちが徐々に固まったようだということである。その遠因の一つは、私の父が物理学者であったことと、幼い頃から特に可愛がってくれた叔父の一人がまた物理学科の出身であったことにあると推測される。 […]
令和2年(2020年)8月 第53回国際物理オリンピック(International Physics Olympiad:略称IPhO)は、2022年7月の開催に向けて2018年4月に一般社団法人国際物理オリンピック2022協会を設立し、Webサイトを開設し、広報活動と募金活動を開始して参りましたが、このたびの新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により、1年間シフトして、2023年7月の開催に […]
国際物理オリンピック2023日本大会 開催趣意書 国際物理オリンピック2023日本大会 開催趣意書 国際科学オリンピックは、高校生を対象とする国際的な科学のコンテストであり、数学、物理、化学、生物学、地学、地理、情報の各分野の国際オリンピックが開催されています。 国際物理オリンピック(International Physics Olympiad:IPhO)は、その第1回大会が1967 […]
【経緯等】 我が国は、物理学分野において世界を先導する国の一つであり、かつ10年以上にわたって国際物理オリンピック大会に参加してことから、近年、日本での開催を望む声が高まっていた。このため、第53回国際物理オリンピック大会を2022年7月に日本(東京)で開催することになった。 国際物理オリンピック2022(英語名International Physics Olympiad 2022 略称;IPhO […]